占いの種類 完全ガイド

命術・卜術・相術の違いと「自分に合う占い」の選び方

占いは何百種類もあるように見えて、仕組みで分ければたった3系統にまとまります。「四柱推命とタロット、何が違うのか説明できますか?」——即答できる人は多くありません。

この記事で分かることは次の3点です。

  • 命術・卜術・相術という3系統の分類
  • 主要な占い20種の「入力 × 出力」比較
  • 悩み別に「どの占いを選べばいいか」

本記事では「どれが一番当たるか」ではなく、「それぞれ何を入力し、何が出力されるのか」という仕組みから整理します。

占いの種類は「命・卜・相」の3系統に分けられる

東洋で古くから使われる分類に「命(めい)・卜(ぼく)・相(そう)」があります。まずはこの3系統を、入力・出力・得意な質問で比べてみましょう。

系統入力するもの分かること得意な質問代表例
命術生年月日・出生時間生まれ持った性質・人生の流れ「私はどういう人間か」「いつ動くべきか」四柱推命、紫微斗数、算命学、西洋占星術
卜術偶然の要素(カード・コイン)目の前の事柄の行方「この選択はどうなるか」「相手の気持ちは」タロット、易、ルノルマン
相術形あるもの(手・顔・名前)現在の状態・傾向「今の自分の状態は」手相、人相、姓名判断、風水

ポイントは、同じ質問でも系統によって答えの「型」が違うということ。恋愛の悩みなら、命術は「あなたの恋愛傾向と時期」、卜術は「今のあの人の気持ち」、相術は「今のあなたの恋愛運の状態」を返します。

命術系の占い一覧|生年月日から「人生の設計図」を読む

命術は生年月日という変わらないデータを使うため、何度やっても結果が変わらない=再現性があります。性格・適職・結婚時期など「人生の構造」に関する質問に向きます。

四柱推命

生年月日+出生時間 → 十干十支。中国命術の代表格です。詳しくは 四柱推命とは をご覧ください。

紫微斗数(しびとうすう)

生年月日+出生時間 → 命盤(12宮×星)。四柱推命が「十干十支の組合せ」で抽象度が高いのに対し、紫微斗数は12の宮(仕事・結婚・財運…)に星を配置するため、「どの分野に何が出ているか」が視覚的に分かるのが特徴です。台湾・香港では四柱推命と並ぶ主流の占術です。詳しくは 紫微斗数とは で、実際の命盤を使って解説しています。

算命学

検索が急上昇中(前年比+900%)の命術です。詳しくは 算命学とは へ。

九星気学

方位との組合せが特徴です。詳しくは 九星気学とは へ。

宿曜占星術

密教経典『宿曜経』由来の占術で、27宿を使います。詳しくは 宿曜占星術とは へ。

西洋占星術(ホロスコープ)

12星座の「本体」にあたる体系です。雑誌の星座占いは太陽星座のみを扱う簡易版で、ホロスコープは月や惑星の配置まで読み込む点が異なります。

数秘術

生年月日を計算し、一桁の数字に還元して読み解きます。

動物占い・六星占術・天星術など「現代日本発」の占い

これらは、元になっている命術(四柱推命・密教占星術など)を持つ占いです。親しみやすく再構成されている点が特徴で、ルーツをたどると東洋命術に行き着きます。

卜術系の占い一覧|「いま・この問い」に答える

タロット

大アルカナ22枚+小アルカナ56枚。同じ質問でも引くたびに結果が変わる=「いまの状況のスナップショット」という設計思想の占いです。

易(えき)・断易

コインや筮竹(ぜいちく)で卦を立て、目の前の事柄の行方を読みます。

ルノルマンカード

36枚のカードを使う占い。近年、検索が伸びています。

おみくじ・ダイスなど

偶然の目を利用して吉凶を読む、身近な卜術です。

卜術は「相手の気持ち」「二択の行方」に強く、「私の人生の傾向」には不向きです。命術と卜術は競合ではなく役割分担と捉えると、使い分けが見えてきます。

相術系の占い一覧|「かたち」に現れた現在を読む

手相

変化する=現在の状態を映す、という設計の占いです。

人相・顔相

顔立ちや表情の傾向から、現在の状態を読みます。

姓名判断

名前の画数から読み解きます。改名・命名の場面で需要があります。

風水・家相

住まいや土地という「環境の相」を扱います。

【悩み別】どの占いを選べばいいか早見表

悩み向いている系統具体的には理由
自分の性格・強みを知りたい命術紫微斗数・四柱推命生まれ持った性質は生年月日系が最も構造的に出せる
適職・転職のタイミング命術紫微斗数(官禄宮)・算命学「時期」は命術の独壇場
結婚はいつできるか命術紫微斗数(夫妻宮)・四柱推命同上
今のあの人の気持ち卜術タロット変動する対象には卜術
相性を知りたい命術二人の生年月日で比較双方の構造を照合できる
金運の傾向命術+相術紫微斗数(財帛宮)・手相傾向は命術、現状は相術
今日の運勢卜術・暦日単位の吉凶は暦系

悩み別にもっと深く知りたい方は、目的別のページもご用意しています。

よくある質問(FAQ)

Q. 占いの種類はいくつありますか?

数え方によりますが、主要なものだけで20種類以上あります。ただし仕組みで分類すると「命術・卜術・相術」の3系統に集約でき、この3つの違いを理解すれば、初めて見る占いでもどの系統か判断できます。

Q. 一番当たる占いはどれですか?

「当たる」の定義が系統によって異なるため、単純な優劣はつけられません。命術は再現性(誰がいつ計算しても同じ結果)、卜術はその瞬間の状況描写を目的としており、測っているものが違います。悩みの種類に合った系統を選ぶことが、体感的な「当たった」につながります。

Q. 生年月日だけで占える占いはどれですか?

命術系(四柱推命・紫微斗数・算命学・数秘術など)は生年月日を入力として使います。このうち四柱推命と紫微斗数は出生時間まで使うため、より細かい構造を出せる一方、出生時間が不明な場合は精度が下がります。

Q. 紫微斗数と四柱推命の違いは何ですか?

どちらも生年月日と出生時間を使う中国発祥の命術ですが、出力の形式が異なります。四柱推命は十干十支の組合せから読み解くのに対し、紫微斗数は仕事・結婚・財運など12の分野(宮)に星を配置した「命盤」を作るため、分野ごとの傾向が視覚的に把握しやすいのが特徴です。

Q. 無料占いと有料占いは何が違いますか?

占いの計算そのものは無料でも有料でも同じです。違いは主に「解釈の深さと範囲」です。無料版は命盤の一部や概要、有料版は複数の要素を組み合わせた個別の読み解きを提供する形が一般的です。

まとめ

  • 命術:生年月日から「生まれ持った性質と人生の流れ」を読む
  • 卜術:偶然の要素から「いま・この問い」の行方を読む
  • 相術:形あるものから「現在の状態」を読む

占いは「信じる/信じない」の二択ではなく、目的に合ったツールを選ぶもの。占いは信じるものじゃない、使うデータだ——そう捉えると、自分の悩みにどの占いを当てればいいかが見えてきます。