満月、新月、海、大陸——自分がどの「天星」なのか、テレビや雑誌で診断したことはないでしょうか。この天星術も、東洋の占星術をルーツに持つ現代の占いです。
天星術は、生年月日から人を12の天星タイプに分類する占いです。占い師の星ひとみ(ほしひとみ)氏が、東洋占星術をベースに考案しました。
この記事では、天星術の仕組み、月・地球・太陽の3グループと12天星、そして動物占いや紫微斗数との違いを解説します。
天星術とは——東洋占星術をベースにした現代の運勢鑑定法
天星術は、中国由来の東洋占星術に、統計学・人間科学・心理学などの要素を掛け合わせて生み出された、星ひとみ氏オリジナルの鑑定法です。テレビの占い番組をきっかけに広く知られるようになりました。
入力は基本的に生年月日。生年月日から「運命数」を出し、そこに生まれた日を足して「天星数」を求め、最終的に12の天星タイプへと振り分けます。ルーツをたどると、四柱推命の基礎でもある六十干支(干支の60通りの組み合わせ)にたどり着くとされます。つまり天星術は、東洋命術の分類を、月や太陽といった「天体のイメージ」に翻訳して読みやすくしたもの、と捉えると分かりやすいでしょう。
天星術の仕組み——3つの天室と12天星
天星術では、まず人を大きく3つのグループ(天室)に分けます。
- 月グループ・地球グループ・太陽グループ
この3分類は、動物占い(個性心理学)が使う「MOON・EARTH・SUN」とよく似ています。現代日本発の占いが、共通の発想を受け継いでいることがうかがえます。
その上で、次の12天星に分類されます。
満月・上弦の月・下弦の月・新月・空・山脈・大陸・海・朝日・真昼・夕焼け・深夜
星や自然になぞらえた名前が付いているのが特徴で、「自分は海タイプ」「相手は真昼タイプ」というように、イメージで個性を捉えやすくなっています。
天星術で分かること・分からないこと
得意な質問:
- 生まれ持った本質・性格の傾向(12天星)
- 大まかな運勢の流れ・その年のテーマ
- タイプ同士の相性の傾向
不得意な質問:
- 分野別の細かい読み(仕事・結婚・財運を個別に、など)
- 「今のあの人の気持ち」など、刻々と変わる事柄(卜術=タロットなどの領域)
- 出生時間レベルの細かい構造
天星術と紫微斗数の違い
天星術と紫微斗数は、どちらも東洋の占星・命術を土台にしていますが、出力の細かさが異なります。
| 天星術 | 紫微斗数 | |
|---|---|---|
| 考案 | 星ひとみ(現代日本) | 中国(古典) |
| ルーツ | 東洋占星術・六十干支+統計/心理 | 独自の命盤理論 |
| 入力 | 生年月日 | 生年月日+出生時間 |
| 出力 | 12天星タイプ | 命盤(12の宮×星) |
| 情報量 | 少ない(タイプ1つ) | 多い(12宮×多数の星) |
| 分野別 | 苦手(全体像向き) | 得意(宮が最初から分野別) |
天星術は、複雑な東洋命術を「12の天星」に整理することで、誰でもイメージで捉えられる手軽さを実現しました。その分、「仕事運は」「結婚時期は」といった分野別の細かい読みは苦手です。
同じ生年月日から、出生時間まで使って人生を12の宮(仕事・結婚・財運…)に分けて見たいなら、紫微斗数が向いています。天星術で自分の“天星タイプ”を掴み、紫微斗数で“人生の見取り図”を確かめる——この2段構えがおすすめです。
同じく「月・地球・太陽」の3グループを使う占いに、四柱推命をルーツとする動物占いがあります。あわせて見ると、現代日本発の占いの共通点が見えてきます。
よくある質問
Q. 天星術に出生時間は必要ですか?
基本の天星タイプは、生年月日から求めます。出生時間が分かる場合は、時間まで使う命術(紫微斗数・四柱推命)を併用すると、分野別のより細かい構造まで見られます。
Q. 天星術と動物占いは似ていますか?
どちらも「月・地球・太陽」の3グループを使う、現代日本発の占いです。天星術は東洋占星術、動物占いは四柱推命をそれぞれベースにしており、ルーツは近い関係にあります。
Q. 天星術と紫微斗数はどちらが当たりますか?
測っている解像度が違うため、優劣はつけられません。天星術は本質を手軽なタイプで掴むのが得意、紫微斗数は分野別に細かく見るのが得意です。「まず天星術で全体像、次に紫微斗数で詳細」と役割分担させると、それぞれの長所を活かせます。
まとめ
- 天星術は、生年月日から人を12の天星タイプに分類する、星ひとみ氏オリジナルの占い
- ベースは東洋占星術(ルーツは六十干支)+統計・心理などの要素
- 月・地球・太陽の3天室 × 12天星で本質を読む。動物占いと似た3グループ構造
- 分野別に細かく見たいときは、12の宮を持つ紫微斗数が補完になる
占い全体の分類から知りたい方はこちら。
