加藤シゲアキの小説はなぜ生まれた?「消えた10年」を紫微斗数で読む、才能と再生の軌跡

更新日:2026年8月25日約9分で読めます
*中国の旧暦では数え年を用いるため、実年齢を使用する際は1歳を引いてください。
加藤シゲアキの小説は、なぜ生まれたのか——命盤から読む「書く才能」の軌跡
あなたは、加藤シゲアキがいつから小説を書き始めたのか、知っていますか?
NEWSのメンバーとして活動しながら、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。
その後も『閃光スクランブル』『Burn.―バーン―』『傘をもたない蟻たちは』などを発表し、2020年には『オルタネート』を刊行。2021年には吉川英治文学新人賞と高校生直木賞を受賞しました。
つまり、加藤シゲアキの歩みは、単純な「アイドルから作家へ」という一方向の物語ではありません。
芸能活動を続けながら、言葉を書くことを自分のもう一つの表現として育てていった人物です。
では、なぜ彼は「書く」という方向へ進んだのでしょうか。
今回は、加藤シゲアキの命盤を紫微斗数で読みながら、その才能がどのように小説という形へ向かっていったのかを見ていきます。
「加藤成亮」から「加藤シゲアキ」へ。名前が変わった2011年
加藤シゲアキは、1987年7月11日生まれ。大阪府出身で、青山学院大学法学部を卒業しています。
NEWSのメンバーとして活動していた彼が、現在の「加藤シゲアキ」という名前で作家としてデビューしたのは2012年。
デビュー作は『ピンクとグレー』でした。
そして興味深いのが、その前年である2011年です。
本人のインタビューによれば、初めて小説を書いたのは2011年2月から3月。芸能活動が思い通りにいかず、自分自身に嫌気が差し、「なんでもいいから成し遂げなければ」と思って小説を書き始めたと語っています。
つまり、現在の作家・加藤シゲアキにつながる大きな転換点は、2011年前後にあったと考えられます。
これは、今回の命盤分析でも非常に興味深い時期です。
第一章:少年期——内側に深く入り込む感性(1991〜2000年)
5歳から14歳の大限では、命宮は申に重なります。
この時期の四化を見ると、太陰化権と天機化忌がともに申に入っています。
太陰は、感受性や内面の世界、静かな観察力などと関連して読むことのできる星。
一方、天機は思考や知性、情報を組み立てる働きと関係します。
そこに天機化忌が重なるため、紫微斗数の解釈としては、頭の中で考えることが多くなりやすく、自分の中で考えを何度も組み立て直すような傾向として読むことができます。
もちろん、これは本人の少年期の心理を断定するものではありません。
ただ、後に「言葉」を使って作品を生み出していく人物の命盤として見ると、思考と内面の世界が強く意識される配置は興味深いものがあります。
第二章:NEWSとして活動しながら、表現の幅を広げた10年(2001〜2010年)
15歳から24歳の大限では、命宮は未へ移ります。
この大限の四化は、太陰化禄、天同化権、天機化科、巨門化忌。
特に太陰化禄と天機化科が本命宮の申に入る形になっています。
天機は知性や思考、企画性などを象徴する星として読むことができます。そこに化科が加わることで、知識や考える力、表現力が社会的な評価につながるテーマとして読むことができます。
実際、この時期にはNEWSとして2003年にデビューし、芸能活動の中で多くの経験を積んでいきました。
ただし、この時期を「小説家として成功するまでの空白期間」と見るのは正確ではありません。
彼は芸能活動を続けており、むしろ後の作家活動につながる経験を蓄積していた時期と見るほうが自然です。
そして、この大限には巨門化忌もあります。
巨門は言葉、議論、伝達、考察などと関係する星。
化忌が加わることで、言葉をどう扱うか、どう伝えるかというテーマに試行錯誤が生まれやすい配置として読むことができます。
後に「言葉そのもの」を仕事にする小説家になったことを考えると、ここも興味深いポイントです。
第三章:「消えた10年」ではなく、書くことを始めた10年(2011〜2020年)
25歳から34歳の大限では、命宮が午へ移ります。
この大限の四化は、天同化禄、天機化権、文昌化科、廉貞化忌です。
ここで特に注目したいのが、文昌化科。
文昌は文章、知識、言語、学習などと関係する星です。それが化科となり、この大限では田宅宮の亥に入っています。
紫微斗数の象意として読むなら、「知性や文章による表現を形にする」というテーマを考えやすい時期です。
そして実際の人生では、2011年に初めて小説を書き始め、2012年1月に『ピンクとグレー』で作家デビュー。
これは「小説を始めたきっかけ」という観点でも重要です。
本人は後のインタビューで、2011年当時、芸能活動が思い通りにいかなかったことをきっかけに小説を書き始めたと語っています。
さらに、最初から「作家になる」と決めていたわけでもありません。
『ピンクとグレー』を書いた当時は、これが最初で最後の作品になるかもしれないと思っていたとも語っています。
だからこそ、この時期は「消えた10年」というより、芸能活動を続けながら、もう一つの表現方法を見つけた10年と見るほうが、実際の経歴に近いでしょう。
第四章:『オルタネート』で、小説家として大きく評価される(2020〜2021年)
加藤シゲアキの小説活動を語るうえで、大きな転機となった作品が『オルタネート』です。
『オルタネート』は2020年11月に刊行され、2021年には第42回吉川英治文学新人賞と第8回高校生直木賞を受賞しました。また、直木賞候補にも選ばれています。
新潮社の著者プロフィールでも、NEWSの活動と並行して作家活動を続け、『オルタネート』によってこれらの賞を受賞したことが確認できます。
この時期の命盤を見ると、35歳から44歳の大限では、四化が天機化禄、天梁化権、紫微化科、太陰化忌。
特に、天機化禄が申、紫微化科が酉に入ります。
天機は思考や知性、紫微は社会的な立場や中心性、化科は評価や可視化というテーマで読むことができます。
もちろん、命盤が賞の受賞を直接「予言した」と断定することはできません。
ただ、紫微斗数の象意として見るなら、これまで培ってきた知性や表現力を社会的な評価へつなげていく時期として読むことはできます。
命盤に見える「言葉との格闘」
もう一つ重要なのが、福徳宮の巨門化忌です。
巨門は言葉や議論、思想、伝達などと関係する星。それが生年四化の化忌となり、福徳宮の戌にあります。
これは、言葉について考え続けること、頭の中で物事を掘り下げること、伝え方について試行錯誤することなどをテーマとして読むことができます。
一方で、巨門化忌を「言葉の才能がない」という意味だけで捉える必要はありません。
むしろ、言葉に対する課題意識が強いからこそ、時間をかけて表現を磨いていくという読み方もできます。
加藤シゲアキの場合、アイドルとしての活動だけでなく、ブログ、小説、エッセイなど、文章による表現を継続してきました。
その結果として、『オルタネート』のような作品を世に送り出し、文学賞という形で評価された。
命盤を後から人生に当てはめるのではなく、こうした実際の経歴と照らし合わせて読むと、巨門化忌という配置もまた違って見えてきます。
2021〜2030年:「芸能人」と「小説家」の境界が薄くなる時期
現在の35歳から44歳の大限では、命宮は巳にあります。
四化では、天機化禄が申、紫微化科が酉。
これは、これまで積み重ねてきた思考力や知識を新しい形に変換し、それが社会的な評価へつながるテーマとして読むことができます。
加藤シゲアキの場合、それは「アイドルか作家か」という二者択一ではありません。
NEWSとしての芸能活動を続けながら、小説家として作品を書き続ける。
さらに、芸能活動そのものから得た経験や興味を小説の素材へ変えていく。
本人もインタビューで、タレントとして仕事をする中で得たさまざまな経験が小説の種になっていると話しています。
つまり、二つのキャリアは別々に存在しているのではなく、互いに影響し合っているのです。
加藤シゲアキの小説は、命盤からどう見える?
加藤シゲアキの命盤で目立つのは、天機・太陰・巨門・文昌といった、思考や言葉、内面の世界と結びつけて読める星々です。
特に大限を見ると、15〜24歳では天機化科、25〜34歳では文昌化科、35〜44歳では天機化禄と紫微化科。
もちろん、これは「この命盤だから小説家になる」と機械的に決められるものではありません。
しかし、人生の実際の流れと重ねてみると、考えること、言葉にすること、そしてそれを作品として社会に届けることが、一つの大きなテーマとして浮かび上がります。
2011年に小説を書き始め、2012年に『ピンクとグレー』で作家デビュー。
そして2020年の『オルタネート』、2021年の文学賞受賞へ。
「消えた」のではありません。
表から見えにくい場所でも、次の表現を作る時間が続いていた。
加藤シゲアキという人物を命盤から読むとき、面白いのはまさにこの「経験を言葉に変えていく力」なのかもしれません。
まとめ:加藤シゲアキの「小説を書く」という才能
加藤シゲアキは、NEWSのメンバーとして活動しながら、2011年に小説を書き始め、2012年に『ピンクとグレー』で作家デビューしました。
その後も小説を発表し続け、2020年には『オルタネート』を刊行。2021年には吉川英治文学新人賞と高校生直木賞を受賞しています。
紫微斗数の命盤では、天機や太陰、巨門、文昌など、思考・感受性・言葉・文章と結びつけて読める要素が目立ちます。
特に2011〜2020年の大限で文昌化科が入り、その後の2021〜2030年では天機化禄と紫微化科が働く構造は、彼の「考える→書く→社会へ届ける」という歩みを考えるうえで興味深い配置です。
命盤は人生の事実を決めるものではありません。
けれど、すでに歩んできた人生を別の角度から眺めるための「地図」として使うと、一人の人物の才能がどのように形を変えていったのか、違った景色が見えてくることがあります。
※本記事は、公開されている生年月日などの情報と紫微斗数による命盤分析を組み合わせたものであり、個人の性格や未来、事実を断定・保証するものではありません。紫微斗数による解釈は流派や読み方によって異なります。あくまで占い・エンターテインメントの一つとしてお楽しみください。
あなたについて教えてください
1995
1
1
性別
12時
0分
東京